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2007年02月05日

『硫黄島からの手紙』

硫黄島からの手紙原題:『Letters from Iwojima』
監督:クリント・イーストウッド
出演:渡辺謙 、 二宮和也 、 伊原剛志 、 加瀬亮 、 中村獅童他
2006年公開

実はなぜか職場のパソコンで見ちゃったりしたのですが…。

イーストウッド監督、スピルバーグ製作の『父親たちの星条旗』に続く、
硫黄島2部作の第2弾ですね。
劇場でもまだ公開していますので内容は書きません。

個人的にはそこまでの高評価をできるものではないですが、

外国人監督が(少しでも)日本について考え、調べて制作した映画

という意味で評価できるものだとは思います。


戦争や歴史について詳しい人たちは酷評が多いようですが、
そこまでではないような気もします。
確かに描写については制作側の外国人と日本人との「ずれ」はありますし、
もっと違う形だろう、と容易に想像できる部分もありました。

しかし、そこはクリント・イーストウッドに対して、
はては制作した外国スタッフ勢に対して、
日本人はそれほど文句を言ってはいけない気もします。
(評価は人それぞれであるのであまり強くは言いませんが)

だって、そもそも『硫黄島からの手紙』は日本の作品ではないのですし、
あくまでエンターテイメントであってドキュメンタリーではないのですから、
(そういう要素はあるとは思います、会見でもそういった発言はありましたし…、)
そこまで本気の批判の対象としてはとらえてはいけないと思います。

だったら、もっと早い段階で日本人が撮るべきだったんだと思います。
日本人が納得のいくような形で。

でも個人的にそこまでの資本・能力のある監督さんが誰か、
それはこの人だ!!ということも私にはできないんですけど。


もろもろの意味で考えると、この『硫黄島からの手紙』は、
ある意味で考えるいい機会なのではないかと思います。

これから増えていく戦争を知らない世代、

「命」というものの重さを知らない若い世代、

信じるもののために、誰かのために、という気持ちを忘れかけている人たち、

見た人みんなの心に、何かしら疑問を投げかけることができれば、
それだけで価値のある作品であると思いますよ。
そういういみでこの映画を『押えておくべき作品』にしたわけです。


もしアカデミー作品賞を受賞したら…、
単純に日本人としては素直に嬉しいのですが☆


*公式URL*
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/


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